『YouTuber』と言えば現在、子どもがなりたい仕事で5位以内に入っているくらい認知されています。
親からすれば何を言っているんだ!と思う人もいるかもしれませんが、実際は親子でYouTubeに動画を投稿している人たちもいるくらいです。現に私の知り合いにも何人かいるので確かにそういった人は増えているのは間違いありません。
しかし、それはあくまで動画投稿での広告収入のみで生活をしている人、あるいはしていこうと思っている人は何やかんやで多くはないと思います。
さて、ここから本題に入りますが動画投稿のみで生活しているYouTuberの方のリアルな生活ってどんな感じなのでしょうか?
確かに、ヒカキンやフィッシャーズなどの大物YouTuberたちの収入は会社の社長以上ですが、そこまではいかない人や稼ぎになるまではどれくらい苦労するものなのでしょうか?
ネットニュースで取り上げられていたものを紹介しながら見解を書いていこと思います。
目次
~YouTuberが注目されたきっかけは?~
そもそもYouTuberとは、YouTubeで「~をやってみた」や「ゲーム実況中継」の他にも自分の趣味などの動画を投稿し、広告を入れることでGoogleから視聴回数に応じて広告収入が振り込まれるシステムで収入を得ている人たちのことです。
少し前から「好きなことで、生きていく」をキャッチフレーズにしたYouTubeのCMで、一躍YouTuberの名は知れ渡り、テレビにも出演するほどの認知度となっています。
さらに今ではアイドルや芸人たちも、YouTube界に参集している状況となっています。
さてこれはどんなにすごい動画なのか?と思うかもしれませんが、雑誌の編集者によると40代以上の一般人にとっては、ほとんどのYouTuberは学芸会ノリにしか見えないレベルだそうです。
しかし、だからこそ子どもが簡単そうに出来て楽しくお金が稼げる!という風に感じているのでしょう。
果たしてそんなに簡単なものなのでしょうか?
~プラレールのYouTuber!~
さいたま市在住の松岡純正さんという方がいます。プラレールの動画を投稿し、広告収入で生計を立てているYouTuberです。
元々はサラリーマンだった松岡さんは80社ほど就職試験を受け2012年春に大学を卒業し大学職員となりました。しかし、仕事の後で3時間説教されるなどの環境があわず、約2週間で退職します。
福祉やIT関連の職場を転々とし、同年12月に出身大の契約職員になり、「超ホワイトな職場」で一生懸命働きましたが、体を壊し睡眠障害になりその後、契約不更新を告げられました。
その人生の最も辛かったときに別の働き方を考え、頭に浮かんだのが、学生時代から趣味でネコやバンド活動などの動画を投稿しているYoutubeでの広告収入だったそうです。
~動画のアイデアは?~
すでに飽和状態である音楽やネコの動画は投稿しても全然でしたが、プラレールに関する動画の視聴回数が何千にもなることから競合が少なく需要があるのでは考えました。
それからはプラレールの資材20箱を活用し、レイアウトを組んで車両を走らせたり新車両を紹介したりする動画をまずは「質より量」をモットーに1日3本撮影して投稿しはじます。
そんなこんなで視聴回数は増えてきいきYouTuberとしての活動は軌道にのっていきます。
何だやっぱり簡単じゃん!と思ったあなた・・・。
次項をご覧ください↓
~収入が得られるまではどんな感じ?~
実は、松岡さんはこれまで転職4回、解雇1回という経歴をもっています。1年目の年収は100万円にも届かず貯金が底をつきました。
そこからは1日2食納豆ご飯。テレビや掃除機、ドラムやキーボードも売り払いプラレールの購入代にあてました。
また動画作成に集中するため、プラレール以外を断ち切り何と親や友人の連絡先もすべて削除しました。
賛同してくれる人は一人もおらず、誰も周りにいなくなったそうです・・・。
それでも動画には電車の止まる位置まで正確に再現し1年で1000本ほどの動画を作り、翌年には、投稿頻度を減らす代わりに「レイアウトの作り方」「塗装方法」など、視聴者の需要をより意識することでファンが徐々に増えました。
「京王線調布駅の再現」がヒットしてからは、「駅は鉄道マニアだけでなく、地域の人にもウケる」と分析し、3日に1本のペースで、実在する駅をひたすらプラレールで作り続けています。
2016年には初めてのレイアウト設営依頼をカフェから受け、公共施設での展示会も初開催し、貯金ができるようになりました。
~YouTuberになるなら!~
ずっとこのまま廃れることがないか分からない。やはりこれが一番の不安だと思います。
そのため松岡さんは常に新しいアイデアを仕掛け続けています。これしかやらないという覚悟が必要です。それでも自分の好きなものがウケるとも限りません。周囲の賛同も少ないでしょう。
それでもひたすら集中して続けていくしかありません。他の大物YouTuberたちも楽しそうに見えていかもしれませんが同じような覚悟とリスクを背負っていると思います。
~まとめ~
○専業のYouTuberになるなら覚悟が必要!
小学生の子どもが選ぶなりたい職業にもランクインするほどになったYouTuberですが松岡さんのケースを考えると個人的にそれ1本でいくのは非常に厳しいものがあるように感じます。
その一方で今後、YouTubeが廃れる可能性は低いとも思います。(むしろもっと伸びるかも)こだわりとアイデアを磨いていけば兼業でも道は開けてくるのかもしれませんね!まあ私には難しいですが・・・(^^)/