これからの時代、英語が話せないと非常にまずいという状況になってきています。そんなことから小学校の現場でも英語が教科化されるなど英語の重要性が高まってきています。
親世代の方からしたら、せめて自分の子供には英語を修得させようと小さい頃から、英会話に通わせている方も多いです。
実際、私の教師時代でも多い時ではクラスの3分の1は習っていました。
確かに、英会話は効果的でしょうが当然ながら月謝は安くありません。
継続して通うとなると、結構な出費です。何とか英会話に行かなくても、英語ができるようになる方法はないのか考えてみました。
ふと、自分の教師時代を振り返ってみると、そういえば英会話に通っていなくても、英語が得意な子どもがいました。この子どもたちがやっていたことを真似するだけでかなり効果的に英語が身につけられるかもしれません。
《この記事を読むことのメリット》
〇英会話の代わりにできることが分かる。
〇英語をぐんぐん伸ばすポイントが分かる。
〜英会話に通っていないのにできる子の特徴〜
結論から申し上げると、英語の映画見たり、英語の歌を歌うが好きなこと。これがその子たちの特徴です。こんなシンプルなことなのかと思う方もいらっしゃるかもしれませんが事実です。
具体的な例を挙げると、『アナと雪の女王』が大ブームだった時に流行った「Let It Go」です。「ありの〜ままの〜」と口ずさむ子どもが続出するなか、英語で歌っている子どもです。
もちろん、細かい意味まで分かって歌っている子どもは少ないです。以前、実際に「何で歌えるの?。歌おうと思ったの?」と質問したことがありました。
すると、『アナと雪の女王が好きだから!』と実にシンプルな回答が返ってきました。つまり、単純に映画が好きだということから始まり「シンプルに歌ってみたい!」思ったからのです。
このことから分かることは、英語がいきなり好きになるのではなく、英語の周りにあるものから好きになり、英語につながっていくことです。
〜親ができること〜
前項で述べたように、基本的に映画などを見ていたら子どもが自然と英語に近づいていくのですが、ここでは強いていうなら親ができることを紹介します。
やはり英語にいきなり触れさせる必要はありません。まずは手っ取り早くアニメが良いと思います。中でもディズニーがおすすめです。日本のアニメだと日本語じゃないのが不自然に感じる子どももいるからです。
また、流行っている歌に英語の歌詞がっ入っている場合は、迷惑にならない限り好きに歌わせてあげましょう。フレーズが勝手に身についていきます。
ある程度、英語が親しみを感じているようであれば、実際に使う機会を与えてあげましょう。外国人と話してみるのです。
いきなり見知らぬ外国人にっ話すのはハードルが高いので、知り合いの外国人がいれば話を一緒にしてみましょう。知り合いの外国人がいなければ、学校にいる外国人講師でOKです。
現在は、ほとんどの小学校で外国人講師がいるので、「先生に英語の歌を聞いてもらったら?」などと促してみましょう。こうやって外国人とコミュニケーションをとる機会が増えてくると、ぐんぐん英語が身についきますよ!
つまり、親ができることは、
⓵無理に英語に触れさせない。
②英語の周りにあるものをうまく紹介する。
③英語を使う機会をうまくつくる。
そして最大の注意点がもう1つ。
「その英語の意味はなに?」
これはなしです。
意味を知らないといけないのかと余計なことを考えてしまうと、英語から離れていってしまいます。親としての気持は分かるのですが、そこはぐっとこらえて下さい。
〜まとめ〜
〇 自然にできる子はまずは英語の周りから入る。
〇「意味は何?」はNG。
求められている英語力と教育の現場で実施されている英語には違いがあります。英語のテストが良くても英語で会話が出来ない人が非常に多いです。なぜなら、日本で突破していくことが望ましいとされる『入試』の問題と実用的で使える英語とのズレが大きいからです。この問題はまた別に記事にしようと思いますが、とりあえず英語が好きになる子どもになってくれると嬉しいですね(^^)