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2017年12月15日10時50分ごろに、東京都国分寺市西恋ケ窪の市立第九小学校で「失神ゲーム」をしていた小学校6年生の児童が意識不明に陥るという事故がありました。児童は現在、意識が回復しているというが、教諭の119番通報が少しでも遅かったら最悪の事態に陥った可能性もあります。

 

失神ゲームとは、体の一部を強く圧迫して相手を気絶させる行為です。聞きなれないこの危険極まりまない遊びはいつから流行しているのか調べてみたら、意外なことが分かりました。

 

この危険な遊びについて分かったことをまとめてみたので、知らない人はぜひ知って下さい!

 

またお子さんがいる親の方も必見です!

~どんな遊びなのか

失神ゲームとは、複数にわたって深呼吸した後、胸を強く圧迫することで失神させる行為です。

 

つまり他人または自分を意識的に失神させることで意識を失っている、もしくは酩酊状態を観察、体験する遊びということになります。これだけ聞いただけでも危険すぎる行為だということが分かります。

 

失神ゲームには、胸部や首を圧迫するなど何種類かの方法があるようですが、市立第九小学校の児童が行なっていたのは、胸を強く圧迫する方法でした。

 

この行為のメカニズムは、過呼吸状態にした脳に『酸素は足りている』と錯覚させることから始まり、その状態で、呼吸を止めさせると、脳が酸素を求めないため無呼吸状態となってしまうのです。

 

脳は約7秒間ほど血流が来ないと止まり、失神状態になるのです。この現象を「ヘーリングブロイヤー反射」ともいうそうです。中には失神が原因で障害や後遺症が残ったり、死亡するなどのケースもあります!

 

~いつから流行しだしたのか

実は40年前から口コミで流行を繰り返し遊び感覚で子供たちの間で行われてきたようです!30代の自分は知りませんでしたが・・・。

 

その名の通り、このゲームはわざと自分や他人の意識を失わせるゲームなので子どもたちにとっては、失神に伴う不思議な感覚を楽しむ遊びとして、または罰ゲームやいじめとして行われることが多いです。

 

後遺症が出たり死亡したりする危険性があり、医療関係者からは「極めて危険な行為で、絶対にしてはならない」との指摘が出ています。興味本位で試したケースが多く、自らやってほしいと頼んだ生徒もいた。

 

~実際の事故例~

○2006年 埼玉県新座市立中学校3年生の男子生徒(14)が胸を強くたたくなどする「失神ゲーム」でけがをさせられた事件で、31日、同中学校の3年生の男子生徒2人(14)を傷害容疑で逮捕しました。

 

2人は10月12日の3時限目終了後の休憩時間、同容疑で逮捕された3年生の男子3人が、被害生徒をトイレに連れて行くのに便乗し抵抗している生徒の胸ぐらをつかんで腹をけるなどしてけがを負わせました。

 

実際に失神ゲームを行っていたのは男子3人ですが、関わったことで2人も逮捕されたという事件です。逮捕された5人とその親に対して約330万円の損害賠償を求めるなど訴訟にまで発展しています。

○2015年8月、新潟県に私立高校で男子生徒が失神ゲームを自分にするように友人に頼み、胸と背中を押させたところ、一時的に気を失ったようです。幸いにも友人がほおをたたくと意識が戻り、病院での受診でも異常はなく、通常通り翌日から通学しました。

 

○2015年 埼玉県秩父市の高校1年の男子生徒が同じクラスの男子生徒に「失神ゲーム」を強要し、胸を強く押して失神させたとして傷害の疑いで逮捕されました。

 

○2016年 新潟県で14歳の中学校2年生の男子生徒2人が同級生に「失神ゲーム」をおこない気絶させたことで逮捕されています。

~流行った経緯~

昔は、いわゆるヤンチャな子どもたちによってある意味受け継がれていたようですが、現在はネット上の動画が拡散された結果、軽い気持ちで行ってしまう子どもたちが多いようです。

 

~海外での事故~

日本とは少し違いますが、米国の若い世代の間でも“チョーキンキング・ゲーム”と呼ばれる首をロープなどで絞め、一時的な失神状態をつくる行為が広まっています。 

 

「ブラックアウト」や「パスアウト・ゲーム」とか様々名前で呼ばれているようですが毎年40人前後が死亡しているという恐ろしいものです

 

~まとめ・この事件で思うこと~

子供が遊び半分でやったことであっても、それが同意の上で行われていたとしても、結果的に致傷・致死となった場合には逮捕、賠償金を請求されることもある犯罪行為です。

 

調べていて本当に恐いと思ったのは、親や教師が把握していないところで行われていることです。また、やはり子どもには動画サイトをある程度規制する必要があると強く思います。この事実は正しく周知されなくてはならないと思い記事にさせていただきました。

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